なぜミツバチはプロポリスを作る?
ミツバチは蜂蜜をはじめとした、数多くの蜂産品を作り出すことで知られています。
その中でもプロポリスは餌としてではない、別の目的で作られています。
今回はなぜミツバチはプロポリスを作るのか?について解説していきます。
ミツバチの餌ではない?プロポリスはなぜ作られている?
ミツバチの餌として作られる蜂産品はハチミツやローヤルゼリーなどが有名でしょう。
健康食品として有名なプロポリスですが、ハチミツやローヤルゼリーなどとは異なりエサとして作られている分けではありません。
プロポポリスは「巣の防御壁」として作られているのです。
敵に責められないように作り出すのか?と思う方もいるでしょうが、ミツバチの一番の大敵は「細菌類」です。
細菌・雑菌類が巣の中で繁殖してしまうと、たちまちミツバチの群れは壊滅状態に陥ってしまうのです。
プロポリスは単に外敵の侵入を防ぐというものではなく、その優れた抗菌力で雑菌・細菌の侵入を防ぐ目的で作られるのです。
プロポリスの色の違いで抗菌力が変わる?
プロポリスは基本的にブラウンプロポリスと呼ばれる焦げ茶色の原塊であるケースが多いです。
世界中で採取することが出来、古くより人々の健康目的の為に使われてきました。
歴史的にも深いプロポリスですが、1988年にブラジルでグリーンプロポリスが発見されたことを境に、プロポリス=グリーンプロポリスと感じてしまう程、人気が集中的なものになったと言えるでしょう。
具体的にプロポリスの色が異なると、どういった部分が一般的なプロポリスと異なるのでしょうか?
異なる点:含有成分
プロポリスに共通して含有されているものはフラボノイドですが、グリーンプロポリスには桂皮酸誘導体が含有されています。
桂皮酸誘導体は他のプロポリスには含有されていないので、グリーン系にのみ見られる最大の特徴だとも言えるでしょう。
異なる点:抗菌力
これはグリーン系というよりも、ブラジル産のものという表現が適しているでしょう。
ブラジル産のプロポリスには非常に高い抗菌力があるとされています。
様々な説がありますが、ほかの原産国のものよりも1.5倍程度強力だとも言われています。
ブラジル産のプロポリスには非常に高い抗菌力があるとされています。